先日、発達相談にいらした
3歳5か月の男の子のママYさんから
ご質問を受けました(^^)b
「子どもが悪いことをしたら、
怒らないほうがよいのでしょうか?」
という質問でした。
皆さんならどのようにお答えしますか?
お子さんが悪いことを
したときには、
怒りませんか?
怒りますか?
私の答えは。。。
怒ります!
注意しますよ!
このようなお答えをすると、
とても驚かれることがあります。
それは、
お子さんの発達がゆっくりであったり、
発達の特性のあるお子さんに対しては、
注意すべきことでも、
怒らずにできるだけ
無視をする!
反応をしない!
気をひく行動に
つなげない!
という方法や理論のもと
指導を受けている方もいるから
なのでしょう。
この相談をされてきたYさんも
同じように、
療育を受けてきたところからは、
「いけないことをした」場合
には、
無視をすること!
怒らないことで
子どもの肯定感を下げないように!
という療育の方法や指導のもとで
守っていたそうです。
でも、そのような対応をお子さんに
するたびに、
Yさんの心はなんだかもやもや。。。
Yさん自身がこのやり方に納得して
いなかったり、違和感を感じて
いるからでしょう。
お子さんの発達や特性のことを
抜きにして考えてみてください。
「いけないことをしたら
注意しますか?しませんか?」
これは、
多くの人は、
「注意する」を選択するので
はないでしょうか?
「叱る」「注意する」という言動
は、とってもネガティブに思われ
がちですが、
決していけないこと、悪いことばかり
ではありません。
「叱り方・注意の仕方」そして、
それをする「理由」と「タイミング」
なんだと思います。
いけないことをしたのに、
悪いことをしたのに、
「無視をする」
「なかったことにする」
それは、普通の感覚のママたち
からしたら、
納得がいくものでもないでしょうし、
違和感を感じて当然だと思います。
ただ、
だからといって単純にお子さんを
「叱る」「注意する」ことをおすすめ
しているわけではありません。
お子さんに注意する、叱るときの
理由はママたちの間で共通にして
ブレないでいてほしいのです。
私は、「怒る、注意する」ときの
基準として、
自分にとっても相手にとっても
・危険で安全ではないことをしたとき
・迷惑なことをしたとき
をあげています。
それ以外にもお子さんや周りの
状況によって考えられるかもしれません。
ですので、
これは、周りの人たちと考えをすり
合わせて対応してくださいね。
叱ったり、注意したりするときに、
気を付けてほしいことがもう一つ
あります。
それは、
叱りっぱなし、注意しっぱなしには
しないでください!
その後の指示やフォローがなくては、
再び同じことを繰り返すのは時間の
問題です。
ぜひ、
叱った後、注意した後には、
どうすべきなのか、
どうしてほしいのか、
何をするときなのか、
具体的に指示したり、伝えてあげて
くださいね。
わからないから、伝わらないから
具体的な指示を伝えなくてよいわけ
ではありません。
発達がゆっくりだから、
発達の特性があるから、
ということを理由に、
なんでもOKとしてスルーすること、
避けることを経験させてしまい
すぎないでくださいね。
お子さんのために色々と学んだり、
知識を得たりすると、
あれもダメ、これもダメと
お子さんの対応に気を付けること
ばかりだと思います。
でも、
ママたちが感じる、思っている通常の
感覚は忘れずに、
お子さんへの対応で迷った
ときの決める材料の一つ
にしてくださいね。
お子さんへの対応で困ること、
迷うことはぜひ相談会の中で
話しましょう。
療育プログラムの中でも、
しっかりと、丁寧に行っていきます。
ぜひ楽しみにお申込みくださいね。