こんにちは!
~ことばが育つお家時間~
「ことばの発達プレスクール」
ことばの発達コーチ 森祐子です。
お子さんの食事のときの様子で
気になることはありますか?
ことばや発達ゆっくりさんの
ママたちから食事のときに気になる
ご相談で多いのが、
「手づかみをやめさせたい」
「はしを使わせたい」
「うまくフォークやはしが使えない」
といったことです。
だいたいのお子さんは、最初は手づかみ
から始まると思います。
手で食材を掴み、手から感じる
様々な感覚、触れる機会を経て、
手の機能や力をコントロールする
ことができるようになっていきます。
その後、手でつかんだ食事を口へ
運ぶという
「手と口の協調性」
の動作を繰り返し、口に入れる感触を
学び、その動作を身につけていきます。
その後、手だけでなく、スプーンや
フォーク、はしといった
食具を使って
「食具」の使用と口へ運ぶ
「動作」の協調運動
を発達させていくのです。
この一連の動作を身につけていく
中で、
食べ物の形態(固い、柔らかい、
大きい、小さい、液体、個体。。)
に合わせて唇をうまく使い、
口の中に取り込むことを繰り返し、
かじる、すする、噛み切る、
口を閉じてよく噛んで飲みこむ
など様々な口の働きを経験して
いきながら
口が発達していくのです。
お子さんの食べ方、それも食具の
使い方は気になるかもしれませんが、
それよりも、お子さんの食事の
様子で気にして欲しいことが
あります。
それは、
口にご飯をいれて食べるときに、
口を閉じてご飯を噛んだり飲んだり
していますか?
口もとがしっかりと閉じておらず、
食べこぼしや唾液が出ていたりは
しませんか?
口もとが閉じていないお子さんは、
鼻だけで呼吸することができて
いない場合もあります。
口もとを閉じて食事ができないと、
口の筋肉が発達せず、色々な口の
動きができるようになりません。
また、口を閉じると鼻で呼吸が
できるようになり、
その後の『ことば』の発しやすさ、
「発音」のきれいさに影響をします。
食事のときに、お子さんの口が
しっかりと閉じていないようでしたら、
汁物で口を閉じて「ごっくん」する
練習をしたり、
お口はチャックで「もぐもぐ」を
ママたちがするのを見せてあげたり
するなど、
食事の中でお手本を見せてあげて
くださいね!
お子さんの食事の様子から
「ことばの発達」がわかることが
たくさんあります。
お子さんの食事の様子を発達の
視点から見てほしい!
ことばにつながる食事場面での
ヒントがほしい!
そのようなママやパパからの
ご相談もお待ちしています☆