こんにちは!
~ことばが育つお家時間~
「ことばの発達プレスクール」
ことばの発達コーチ 森祐子です。
ママたちからの相談では、
「子どもに合う集団の場を探している」
というご相談も多いです。
次年度のお子さんの進む先を見据えて
動かれているからだと思います。
公的な機関での相談や病院の診察などで
「ことばがゆっくりだから集団に入れた
ほうがいい」
「社会性が育っていないから集団に入れた
ほうがいい」
「集団に入れたらことばが出ると思う」
とすすめられたり、アドバイスを受けたり
したそうです。
このアドバイスはとても
よく聞きますし、
間違っているわけでは
ないのですが。。。
本当に、
「ことばが増える」
=「集団生活や集団療育」
なのでしょうか??
今日は、
『ことば』や『発達』が
ゆっくりなお子さんの
「集団」への参加や所属の
タイミング
についてお伝えしますね。
集団の場が必要になってくる
年齢というのは、
就学前の3年間を指している
ことが一般的に多いですね。
就学という大きな集団で生活を
していくための準備をしていく
年齢とされているからです。
だからこそ、
『ことば』や『発達』が
ゆっくりなお子さん、
また、
「社会性」を育む必要のある
お子さんに対して、
「集団」の場へ参加をすることを
おすすめする理由にもなっている
わけなのです。
ただし、
一般的な年齢や発達の目安と
されている就学前3年間に、
ことばや発達がゆっくりなお子さんも
自動的に当てはめてよいのか?
という疑問や心配もあります。
ことばや発達がゆっくりなお子さんを
集団の場にポーンっと入れたら、
急に『ことば』が増えた!
たくさん話すようになった!
お友達と楽しむようになった!
といった例もありますが、
それは、「集団」というものの効果
だけでなく、
お子さん自身の発達にとって
「集団」という場を受け入れる
タイミングが良かったからなのです。
ことばを増やすため、発達を促す
ために、
急にお子さんを集団の場に入れて
しまうのは、
急に異国の世界で一人で過ごし
なさい!
といっているようなものです。
「習うより慣れろ」
という言葉がありますが、
「慣れる」構えができている
お子さんならば、
そもそも、
日常生活の中でも周りからの
働きかけや、流れに応じて
過ごしたり、
周囲からの影響を受けて
『ことば』が育ったり、
人とやりとりが楽しめる
ようになってきているでしょう。
だからこそ、
『ことば』や『発達』がゆっくりな
お子さんには、
集団の療育や生活を経験させる
タイミングをしっかりと見極めて
ほしいのです。
お子さんの発達の気になる点、
困っているところだけで、
『集団』にいれることは、
おすすめしません。
療育を受ける準備、
集団へ行く準備、
それぞれ、お子さんに急激な
負担を強いることなく、
お子さんの発達のタイミングを
把握する必要があります。
お子さんの発達のタイミングを
把握しないまま集団へ連れていき、
集団の生活や療育の場で「いるだけ」
の存在になるのではなく、
お子さんが集団の生活や療育の場に
「参加する」姿勢になれるように
準備していかなければなりません。
集団先の場所だけ探すのではなく、
集団先へ参加するための準備を
日々の生活の中で行っていきましょう。
そのための準備を、
「ことばの発達プレスクール」で
一緒に取り組んでいきましょうね☆
「ことばの発達プレスクール」では、
一人一人のお子さんのことばの発達を
確認し、
お子さんにぴったりのことばの発達を
促す具体策をお渡しします☆