こんにちは！
～ことばが育つお家時間～
「ことばの発達プレスクール」
ことばの発達コーチ 森祐子です。
お子さんは、
テレビやDVD、YouTube
の動画を見るのは好きですか？？
好きすぎてやめれないとか？？
ママたちからもとても多い
ご相談です☆
今は生活の中でとても多くの
メディアに触れる機会が
ありますよね。
時間や量、内容、使い方
によっては！
子どもの『ことば』や『発達』を
促すきっかけや経験にもなると
思うので、
生活の中で子どもにメディアへ
触れる機会を設けることは、
私は良いと思っています☆
ただし、
時間や量、内容、使い方に
よっては！
ですよ！！
TVやiPadのYouTube・アプリ
などから
『ことば』について経験できる、
学べることは、たくさんあります。
けれど、その一方で、
『ことば』について学べない
こともあるのです。
それはどのようなこと
でしょう？
子どもがTVを見ていたり、
iPadやスマホでYouTubeや
アプリを使っている姿を
イメージしてみてください☆
子どもは画面に向かってみている
だけですよね？
オンラインの授業や療育などは
見ているだけではないと思いますが、
そのような目的や内容で使っている場合
でなければ、
画面の映像を見たり、ゲームや
アプリをしていることがほとんど
ではないでしょうか？
TVやiPad、スマホなどの画面を
見ているときのお子さんの姿は
どのような様子ですか？
きっと、画面がどんどん変化して、
夢中になって見入っていることでしょう。
積極的にスマホやiPadを自分で
動かして、楽しんでいると思います。
一つの遊びでじっとしてくれたり、
少しの時間でも静かにしていてくれると、
ママやパパ、家族は助かりますし、
メディアから受け取る見たり聞いたりする
情報により、
子どもの「ことば」「単語」「名称」
などが増えたりすると嬉しいですよね。
CM（広告）などのセリフや映像を覚えて、
すらすらと言えるようになっている子ども
もいますよね。
よく流れている音楽の歌詞やリズムも
よく覚えていたりなど、
メディアから受け取る影響は、
とても多くあるでしょう。
でも、メディアからの情報は、
子どもにとって一方的に受ける
だけのことも多く、
子どものタイミングや気持ち次第で、
聞き流しや流し読み、流し見たり
するかもしれません。
画面を自分のペース、タイミングで
すぐに変えていくことができるので、
わざわざ人の手をかりることもない
ですし、
〇〇って何？
見てみて！
など、
子どもから大人への声かけや
要求はとても減ってしまうでしょう。
このような人と関わったり、
やりとりをする経験が
減ってしまった場合、
ことばや発達がゆっくりな
子どもたちは、
どのような成長を経ていく
でしょう。
あくまで、
メディアから子どもが受ける
発信や情報は、
子どもの状態やペース、興味に
関係なく、
一方的に届けられるものです。
聞き流していたり、流し見ていたり
する中で、
『言えることば』『口にすることば』
はどんどん増える
かもしれません。
けれども、一方的な体験が多く、
双方向のやりとりから獲得した
『ことば』ではないので、
もしかしたら、子どもは「言えることば」
は多いけれど、
『わかることば』
『必要なときに使えることば』
にはならないことが多いです。
その結果、とっても『ことば』が
増えた！！
と思ったのに、
なぜかやりとりができない子ども、
一向に会話にならない子ども、
ということが起きてしまっている
のでしょう。
せっかくのメディアで得た『ことば』が
たくさんありましたら、
やはり、ママやパパや大人と『ことば』を
使う経験、やりとりする機会をたくさん
作ってあげてください。
そのようにすることで、
『言えることば』
『口にすることば』
だけでなく、
『使えることば』
『わかることば』
を増やしてあげるように、
メディアと上手くバランスを
とりながら、
子どもとの『ことばのやりとり』を
積極的に楽しんで経験させて
くださいね☆
