~ことばが育つお家時間~
「ことばの発達プレスクール」
ことばの発達コーチ 森祐子です。
タイトルのように、
今日は、子どもの遊び!ではなく、
ママやパパ、先生方たち自身の
子どもとの遊びについて、
お伝えしていきます☆
なぜ、子どもにとって
ママやパパ、先生方の遊ぶことが
大切なのか?
それは、特に、
ことばや発達がゆっくりさんの
お子さんのママやパパ、関わる先生方
にとって、
お子さんとの遊びが、遊びではなくなって
しまうことがよくあるからです。
それは、何に変わってしまい
やすいかというと。。。
「遊ぶ」ではなく、
子どもに対して、
遊びを「教える」になって
しまいやすいのです。
特に、ことばがゆっくりさんなど
発達に課題のあるお子さんを
育てているママやパパたち、
関わる先生方は、
療育や発達サポートを一生懸命に
学び、生活の中で実践しようと
されていることでしょう。
療育で学んだ、理論や方法、
課題や教材などを子どもに行うとき、
ママやパパ、先生方は、
子どもに対して、
指示や指導という姿勢で
取り組んでいると思います。
真面目で一生懸命なママやパパ、
先生方ほど、
専門家や指導者からのアドバイスの
通りにしていませんか?
これを、生活の中で実践していこうと
すればするほど、
子どもとの生活での関係は、
師弟関係、主従関係のような
ものになってしまいやすいです。
でも、この関係性は、
本来の親子のような関係性と
いえるでしょうか??
私たち、発達の専門家も気を付けなければ
いけないことなのですが、
子どもと関わるときに、
「遊び」ではなく、「教える」スタンスで
常にいるようになってしまうと、
子どもに「教える」ことはできても、
子どもと「遊ぶ」ことができなくなって
しまうのです。
どうして、このような傾向が見られて
しまうのでしょう?
それは、
「課題」と言われる道具や教材などを
使う療育の場合に、
ある程度、子どもが取り組むプログラム
(スケジュール)を設定しており、
その設定した通りに子どもに対して
進めて行っていく流れが多いからです。
このように「課題」を用意しておくと、
その課題やスケジュールに頼りすぎて
しまい、
子どもに対して決められたように、
最後まで取り組ませようとする
でしょう。
もし、「課題」や「教材」や流れが
決められた「スケジュール」が
なかったら、
どのように子どもに対して
ママやパパ、先生方は
関わろうとするでしょうか?
きっと、あれこれ試したり、
子どもの様子を見ながら選択して
いくことでしょう。
事前に色々と決めておいて、
スムーズに子どもに用意したり、
経験させたりすることは、とても
よいと思いますが、
あまり頼りすぎてしまうと、
子どものことではなく、
課題のことや、できた・できないという
結果であったり、
スケジュールのことに意識が向きすぎて
しまいます。
普段、様々な療育や方法を用いて
課題に取り組んでいるママやパパたちも、
ぜひ、時には何もない状態、
課題も何もない中で、
子どもと思い切り遊んでみてください。
どのような気持ちがしましたか?
何もない中での子どもとの遊びは、
不安になりましたか?
そのときの感想などがありましたら、
教えていただけたら嬉しいです。