~ことばが育つお家時間~
「ことばの発達プレスクール」
ことばの発達コーチ 森祐子です。
今日は、「遊びのめがね」を通した
おもちゃでの遊び方についてです。
「遊びのめがね」は、
子どもの見つけたもの、発したもの、
伝えてきたものに、
子どものそばで触れて、楽しむ心や
見方(目)を持ち続けていくものです☆
できるだけ、生活の中のもので、
子どもに合った遊びを見つけて
いくことをおすすめしていますが、
各ご家庭に既にあるおもちゃで
遊びを見つけていくこともOKです!
そのためにも、お子さんに合った
遊び方、ママやパパの参加の仕方、
おもちゃの選び方のポイントを
おさえられたほうがいいですよね。
そこで、
まずは、子どもに合ったおもちゃを一つ
選び、
そのおもちゃで遊ぶ様子を見てから、
おもちゃが合っているのか、遊び方が合って
いるのかを見ていこうと思います。
「おもちゃ=物を使う遊び」
一つのおもちゃでも、子どもの発達段階
によって、遊び方は違います。
まずは、おもちゃの通常の遊び方の
イメージをなくしてみましょう。
なぜ、イメージをなくすか?
それは、おもちゃの遊び方のイメージ
があると、
私達は、どうしても、そのおもちゃの
遊び方に合わせて遊ぼうとしてしまいます。
それでは、子どもの発達段階に合わせて
ではなく、おもちゃに子どもを合わせて
いることになってしまいます。
まず、新しいおもちゃであれは、
子どもが自由に、どのように
使い始めるのか?
おもちゃのどの部分を見ているのか?
おもちゃの何に興味を持っているのか?
じっくり見てみましょう!
子どものおもちゃの使い方や遊び方を
見ていると、
ついつい、使い方、遊び方に口や手を
出したくなったり、教えたくなったり
するかもしれませんが、
そこは
「ぐっと!!」抑えて、
子どものペース、遊ぶ様子を見守って
あげてください。
そのときに、「そう!!!」
「遊びのめがね」を身につけて見て
くださいね(^^)
子どものおもちゃの
「触り方」「持ち方」「見方」
「操作の仕方」「注目する部分」
などを見てみましょう。
また、おもちゃを使っているときの、
子どもの
「表情」「声」「動き」
「持続性」「興味や積極性」などは
どうでしょう?
例えば、
おもちゃに触れてみたけれども、
すぐにやめて、他のおもちゃに
行ってしまった場合に、
おもちゃの操作は複雑ではないですか?
すぐに使えて、簡単で単純に操作でき、
反応が返ってくるおもちゃではないですか?
おもちゃから離れてしまった理由、
遊ぶのをやめてしまった理由、
きっと理由はあるはずです。
大人の遊び方、本来の遊び方に、
子どもを参加させるよりも、
そのおもちゃの使い方、見方、
子どもの興味をもった部分についてを、
ママやパパ、先生方がしっかりと見て、
捉えることが先です。
まずは、子どものおもちゃでの
遊び方を「見る!」ことが優先です。
その次に、子どもの発達段階と
照らし合わせながら、遊べるように
工夫して提供してあげる必要があります。
よーく観て、お子さんに合わせて
遊びを、おもちゃを選択していきましょうね!