こんばんは!
~ことばが育つお家時間~
「ことばの発達プレスクール」
ことばの発達コーチ 森祐子です。
言える「ことば」が増えてきている
ママたちも、
日々子どもの「ことば」をもっと
増やそう!
話せるようになってほしい!
という思いから、
相談にいらっしゃいます。
「名称(単語)」や「色」、「形」
「数」などなど。。
たくさんことばが増えてきていて、
自ら言うこともあるお子さんに
対して、
やりとりをしているうちに、
「あれ?なんか通じてない!」
「いやいや、違う違う!」
なんて感じ始めるときがあると
思います。
それは、
ことばの「概念」の理解がまだ
あまりなく、
これから様々な概念を理解し、
表現に使っていけるようにする
そのような発達段階のお子さん
に対してあるでしょう。
例えば、
冒頭のように、
「丸や三角を見せても赤としか
言わなくて困ります。。」
というママの困っている声でしたが、
このとき、
ママは、〇 → 「まる」と言って
もらいたかったんですよね。
でも、
お子さんは「あか」と答えた、
これって、決して、
ママもお子さんも間違っては
いないんです。
でも、
どうしてお子さんが「あか」と答えた
のだと思いますか?
それは、
わかる方たちも多いと思いますが、
「赤い丸→ ● 」を見せたから
です。
ママたちは「丸」と言ってほしかった
のですが、
お子さんにしてみたら、
「あか!」ですよね(^^)b
このように、
伝えたい、答えてほしいものが
あった場合に、
複数の概念、そのものを表す要素が
たくさんあると、
子どもはどれを聞かれているのか、
どれを言うのか、
わかりにくくなります。
このママの声や
とりあげた例は、
とても明らかに「色」と「形」という
複数の概念がシンプルに含まれて
いましたが、
もっとたくさんの要素、概念が含まれて
成り立っているものもあります。
生活の中で、
ついついお子さんに
色々な名称を伝えるときに、
たくさんの要素や概念を含めたものを
伝えようとしたり、
覚えてもらいたかったり、
するでしょう。
でも、
できるだけ、お子さんのペースで
様々な要素や概念を少しずつ
伝えたり、触れさせてあげることが
理解をしたり、使えるものとして
定着したりしやすくなります。
ことばの出始めに、
たくさん言えるようになってほしい、
たくさんことばを覚えてほしい、
あれも!これも!と焦ってしまい
がちですが、
ここは、少し落ち着いて、
お子さんのペースや受け入れられる容量を
考えてあげて、
できるだけ、
シンプルに、少しずつの要素・概念を
経験させてあげるようにしてください。
少しずつ、お子さんの「ことば」の
芽を育てていきましょうね!
実際に、
生活の中でどのように概念や要素を
少しずつ取り入れていきたいか?
それは、
ママたちの生活によって、お子さんの発達
段階によって異なりますので、
発達相談やプログラムの中でお伝え
していきますね。